いつもなら10月は衣替えの時期なのに、さて!と夏物と秋冬物の入れ替えに戸惑っています
その日によっては慌ててセーターを出してみたりと異常気象に振りまわされている状態です。
毎年二階の洋服ダンスと階下のクローゼットの入れ替えをする度に、着なかったものの移動が如何に多いか。
思い切って処分したらどんなにスッキリするのであろうかと分かっていながら又、しまい込んでしまう同じ繰り返しです。
終活を何処から始めようかと、先ずは不要なものの最たる和服からと思い、出してはみたものの、母が誂(あつら)えてくれた仕付けをしたままの着物ばかりで、処分するには心が痛み、再びタンスのこやしとなってしまいます。
今年の敬老の日の朝日新聞のコラムに、文豪 【武者小路 実篤】の言葉が載っていた。
終のすみかと定めた自宅で、つぶやくように書いている。
「私も、もうじき85才なる。よくも生きていたものと思う。生きていることは嬉しいものだ。死ぬことは嫌なものだ。」
しかし、米寿を過ぎた頃からは耳も遠くなり、手の震えも目立ったと云う。
それでも創作活動を続け、死去の半年前こう記している。
「私はまだ生きている。本気になって生きている。嘘をついて生きてみたいとは思わない。真から本気になって生きてみたい。」
何の飾りもない直球の言葉からは死への厳粛な感情がじわりと伝わってくる。
人は遅かれ早かれ死を迎えます。
悔いのない生き方をしたいものです。
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