2016年9月27日火曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟2016年 神無月

まだ夏が去りきれず蒸し暑さが残る毎日ですが、街路樹の花水木が少しづつ色づくのを見ては秋の訪れを感じています。

夜になると何処から侵入したのか、家の中をこおろぎがピョンピョン跳ねていたり、虫の音が聞こえたりと、秋のプロローグには充分な備えなのに、なんでこんなに暑いの~と叫びたくなります。

高い空の雲は刷毛で掃いた様な秋の雲。

しかし、山の頂から出ている雲はまだ出番があるぞ!との入道雲がもくもくと。

夏と秋との端境期しか味わえない風景なのかも知れません。

夏に訪れた妙高の帰り道、出来るだけ時間に余裕をもって一般道を走るようになった今、高速道路から見る風景とは違ったその地方の佇まいが見えてきて楽しいものです。

群馬県の片品村には、〝とうもろこし街道〟と云って道路すじに〝とうもろこし〟を焼いて売っている小屋があちこちにあり、良い臭いに誘われて立ち寄りました。
とおもろこし街道入り口
笑顔の可愛い40代位の女性が焼いていて、〝中でどうぞ!〟とお皿に出してくれ、それと完熟のトマトをザクザクと切り、おじいさんが手入れをしていると云う胡瓜の粕漬けをサービスしてくれました。
いい香り漂わせて
あと、いつ来るかも分からない通りすがりの人にでも心でもてなして下さったことに感謝しながら、温かさをいっぱい感じた旅でした。

更に胡瓜の粕漬けを5本も頂いて。『色は変われど』との言葉を添えて。