2023年7月29日土曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟令和5年 8月

 猛暑続きで庭の紫陽花が一気に咲き、たちまち茶色と化してしまった。

いつもは涼風が立つ頃まで次々と咲き、残した花は色を変え乍ら最後は〝ガレ紫陽花〟となって秋を感じさせてくれ、寿命を全うしていったものです。

植物も人間もこの暑さには勝てませんね。

毎日、2紙の新聞を斜めに見て、後でゆっくり読むところだけを切り取っていたものをめくっていると、いろいろのものが出てくる。

作ってみようと思ってた料理も未だ作っていない。

或る再婚同士の妻に先立たれた男性が妻が作っていた味噌汁を作ってみたけれど、それを「すする音さい悲しくなる」とか。

誰もが直面する夫の定年後の生活の難しさ。

100年時代を生きることが当たり前に語られている今、かなり先が長い。

そしてこんな記事も。

2年前の九州大学の入試験問題に「手の論理」とあり、英語では〝TOUCH〟日本語では状況に応じて「さわる」「ふれる」を使い分けている。

その関わりを説明しなさい。とある。

受験生はどんな答えを書いたのやら。

長く人生を歩いて来た人にとっては、溢れる程の愛があった日々は、1分1秒たりとも離したくない手があった筈。

「ふれる」ことも「さわる」ことも。

白魚のごとき手が節々が太くなりシワシワになっても、それは生きた証。

〝愛〟はなくなっても〝情〟は人間としてどんな状況であれ持ち続けたいものです。

 

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2023年7月8日土曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟令和5年 7月

 色とりどりの紫陽花が、不出来だった昨年の思いを挽回するかの様に雨の恵みを受けて、生き生きと咲き誇っています。

家の中も玄関からトイレに至るまで紫陽花で彩られ賑やかです。

梅雨の時期はジメジメするものの、これも自然界にとっては不可欠なもの。

晴れ間を待ちかまえて大量の洗濯物が干し上がった時の日光の匂い、思わず顔をうずめたくなります。

人は身勝手なもので、冬の寒さに夏を思い、夏の暑さに冬が良いと云い、忙しいと暇が欲しい、暇だと退屈を愁い、自由が欲しいと嘆いては全てを振り払ってみたものの、ただひたすら無気力の毎日となる。

所詮人は、社会の中で一人では生きられないのですね。

〝不自由を常と思えば不足なし〟

徳川家康は忍耐心の中で知恵を働かせ、戦わずして勝利したと云われています。

論語に〝過ぎたるは及ばざる如し、怒りは敵と思え〟とあります。

勝つことばかり知りて、負くることを知らざれば害その身に至る。

理想は「急ぎすぎず、遅すぎず」時を待つこと。

神様は、人の役に立つために人をこの世に送り出しているそうです。

良いことをして徳を積めば黄泉(よみ)の世界に迎えられ、人を苦しめたり、裏切ったりと人の道にはずれたことをすれば、気付かせるために罰を与えるとか。

それに気付いた人は救われるそうです。

〝良心〟と〝素直〟さは人間として最高の財産ですね。

黄泉とは
死者の魂が行くとされるところで、冥土・冥府・あの世。
いわば想像上の世界で、その場所や入り口などはそれぞれ異なり、地下や海底に存在するとされ、天国や地獄とは異なるものとして扱われています。

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