2018年9月1日土曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟2018年 長月

先日、映画「フジコヘミングの時間」を見てきました。

あの独特のファッション、魂が弾いているかの様な音色がとても不思議で、波乱にとんだ彼女の日常はどんな生活なのかと興味があり、映画館に足を運びました。

沢山の猫があちこちいて家の中でも特に変わらない装いで、一日殆どはピアノに向かっている。


片方の耳は全く聴力を失っているにも拘わらずあのゴツゴツとした指から優雅な〝ラ・カンパネラ〟が流れる様に響き渡る。



マネージャーもつけずに一人で世界中に行き演奏されている。

一見、さめた様に見える語り口の中に〝今、86才でいつまで生きられるかを考えると嫌なのね~〟と、ちょっぴり弱音を吐いたあたりが誰もが思う淋しさなのかな~と人間らしさを感じました。

私は77才の喜寿のを迎えた年、認知症予防のため手、足、頭を使うピアノを習い始めました。

中学校の時、放課後の音楽室で何人か交代でピアノに触らせてもらって以来、いつかは自分のピアノが欲しいと思い続けていたころ、二人の息子からお祝い金が届き、嬉しくてピアノを買いました。

先生に付いて月二回のレッスン。

冬に始まった〝白い恋人たち〟が夏までかかったり、〝月光ソナタ〟が漸く仕上がるとやっぱり嬉しいものです。

〝間違ったって良いじゃない!機械じゃないんだから〟とのフジコさんの言葉に助けられ、今日もつまずき乍ら弾いています。窓を閉めて・・・・

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