インドの貧しい生活をしている5才の少年サルーは兄の仕事探しに無理矢理ついて行き兄とはぐれ迷子になってしまった。
収容所に入れられたサルーは、オーストラリア人夫妻に養子として引き取られ、何不自由なく立派に成長し、メルボルン大学で経営学を勉強していいる。
しかし、25年が過ぎた今でもおぼろげな幼い頃の記憶の中に、優しい母と兄の姿はあの時のまま存在している。
村の場所も地名も知らないサルーは、きっと母と兄は25年間サルーを探し続けているだろうと肉親の愛を信じて記憶を辿りながら Google Earth を頼りに世界中の地図から何日もかかって探し当てる。
2000キロも離れた生まれた村を訪ねたいと思う反面、深い愛情で育ててくれた養父母がどんなに淋しい思いをすることか・・・・・・・。
恋人も理解してくれるだろうかと悩んでいる姿に養母が気付き、村に行くことをすすめてくれる。
〝ママが悲しむだろうと言い出せなかった〟とサルー。
〝立派に成長した息子の姿をお母さんに見せてあげなさい〟と、ママは淋しさをこらえて送り出す。
その会話がとても切ない。
村に辿り着いたサルーは病気の母と対面するが、そこに兄の姿はない。
あのときサルーをを探していて列車にはねられ、神になったと聞かされる。
サルーはかって兄と歩いた線路に立ち兄の亡霊を見る。
サルーは、正しくは シェルー でライオンと云う意味の名前だった。
これは実話で、実在の人も写されている。
インドでは今でも10万人の子供が行方不明になっているとか。 幸せを祈るのみです。
4月27日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」は、5歳のときインドで迷子になり、オーストラリア人家族に引き取られたサルーブライアリー氏の実話を特集されたもので、グーグルマップで故郷を探し出し、実の母親・カムラや兄に会いに行くという話である。
結果的にサルー氏は奇跡的に家族と再会。この話は、ニュースや新聞で報じられ大きな話題となった。
サルーブライアリー氏 |
奇跡的な再会を果たしたことにサルー氏は「たどり着いた自宅は空き家のようで、家族全員が既に亡くなったという最悪の結果も頭をよぎりました。でも、中から女性らが出てきて、母に会わせてくれました。母は生きていました。信じられませんでした…」と語っている。
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