小さなおひなさまを玄関に飾りました。
二人の息子を育てた私は〝おひなさま〟を飾ることもなく、鯉のぼりを眺めて過ごしたものの、〝おひなさま〟には未練があって、私の〝おひなさま〟あったのだろうか、と思い返してみる。
昔は女の子が生まれると、その都度買い求めたらしい。
四女だった私は、たゞたゞ古い〝おひなさま〟がいっぱい並んでいたことしか覚えていない。
姉たちの〝おひなさま〟が大臣の記念撮影の如く、ぎっちりと段に乗っていて、どれが〝お内裏様〟か、三人官女か、五人囃子か子供の私には理解出来なかった。
たゞ塗りの小皿やお椀でままゝごとをして遊んでいた記憶がある。
日本には沢山の行事や言い伝えがあって〝鯉の滝のぼり〟の絵には出世を託したり、龍の絵を見ては開運願ったりしています。
鯉も滝をのぼると龍になるそうです。
龍は九つの動物の姿を持つ架空の動物で水の神様として信仰されているとのこと。
昇龍は天に昇って神様の教えを受け、それを皆に伝えるのが下り龍役目だそうです。
素晴らしい天井画を描かれる【斉灯トオル】先生からお聞きしたお話でした。
その斉灯トオル先生が、畳五畳ほどの大きな紙にあっと云う間に龍の絵を描き上げました。
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